強い身体

さて、夜道の防犯対策でも見てきた通り、最終的には物理的に自分で防衛するという局面が出てくる可能性があります。
その時のための防犯対策として、もっとも重要なことは常に準備をしておくということになります。
防犯意識が働いているだけでも、迅速に対応が可能だと思います。
そして、それを強力に支えることになるのは、やはり自分自身の身体になります。
その身体を常に自在に動かすことができるようにしておくこと。
これが大切です。
男性だと強くなくては・・・と思いがちですが、格闘技をするわけではありません。
防犯力に関しては、ちょっとそれとは実際は異なります。
なぜなら、素手同士でやり合うわけではありません。
そうです。相手は複数である可能性もあります。
スポーツではないのです。どちらかというとサバイバル状態、戦場になります。
現場には理不尽な前提があることを良く認識しておく必要があります。
まずは逃げることが出来るだけの足を持つことです。
持久力も皆が鍛えることの出来ることの一つです。それから身体が常に動かせるように、普段から身体を柔らかくしておく必要があります。
ストレッチ運動がよいでしょう。
筋肉だけつけて体重を重くするといざというときに、身体が重く実際はあまり走ることも出来ず・・・というように一般の人はなってしまいます。
スポーツなどを平素からするような人は、あまり考える必要がないことだと思いますが、何よりもまずすぐに動けるということが防犯上は大切になります。
このことからも、女性はなるべくスカートで夜道を歩くようなことはせず、パンツスタイルですぐに動けるようにしておくべきです。
防犯上、強い身体とは、ウォームアップなしでもすぐに動ける、そして長時間動けるような身体になります。
その上で、ある程度のしなやかな筋力があれば最適です。
大自然の中でのサバイバル状態になったとき、どちらかというとこういう身体が人間の場合、最も強いのです。 強い身体、整えられた柔軟な身体は、事件や事故、怪我からも、あなたをしっかりと守る最大の武器です。平素から、しっかりと身体を動かすようにしておきましょう。