ファンダメンタル分析 高収益企業の選抜

割安銘柄を選定した次に考えることは、その企業の収益はどうか。
高収益であるほどに、大きな飛躍の土台が存在しているということになります。
収益の背景には売上があり、顧客へのGIVEが存在するということです。
限られた資本を利用して、より効率よく収益を上げる。
これはマネーを生き生きと活用することが出来ているかどうかであり、資本をいかにうまく利用できているかということです。
高収益企業とは、非常に効率の良いキャッシュポイントであるということが言えそうです。
投資家へのリターンを考える場合、つまり、勝つ投資を考える場合において、高収益である企業を選択するということは非常に賢明な判断だと考えられます。
この高収益企業の判定に使う指標は、ROEとROAの二つになります。
ROEについては、こちらで内容を既に解説していますので、参照してください。
ROA(総資産利益率)は、純利益 ÷ 総資産 で求めることができます。
総資産を利用して、どれだけ利益を得ることが出来たかどうかということを表す指標です。つまり総資産の活用度が分かります。
ROEが10%以上になると収益性が高く経営効率が良いと評価される一方、ROEが低いと収益性が悪いと判断されてしまいます。
ROAは6%を超えると優良企業と評価されています。
ROEは赤字などで過小資本となった場合に高く評価されてしまうことがありますが、ROAはこういった点によるミスジャッジを防ぐ役割があり、大変有効な指標です。
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