いじめ3

学校や職場で発生するいじめ被害をさらに悪化させることの一つとして誰かに対する行き過ぎた依存心というものがあります。
それはどのようなものでしょうか。
それは例えば学校であれば、あの先生は信頼できるとか、あの友人は信頼できるといったこと。
また職場であれば、あの上司ならきっと話をしっかりと聞いてくれるといった根拠がありそうで、あまりないこと。
実際は状況次第でどのようになるか分からないことへの期待が大きすぎていることがあるということです。
どのような人でも人間です。
自分にマイナスになるような行動でも子供のためになるのであれば実行する熱血教師はもういません。
あまり当てにならない人への過度な期待が原因でさらに、落ち込むということも、いじめられている状況においては相当なストレスになります。
防犯対策の基本はサバイバルの基本ですが、それは自分のことは自分で守るという精神です。
しっかりと生き延びるためには、あまり過度な期待を願望を持たないように冷静に考えておくように注意しましょう。
この過度な期待というものが出やすい原因として、ある種の権威がその社会においては存在するためだと思います。
ですので、まじめに社会生活をこなしている人ほど、この権威への陶酔が強いのです。
残念ながら、あらゆる社会権力、あらゆる社会階層に悪なる根は張り巡らされています。
サバイバルでは、このような権威すらも客観的に冷静に捉えて、分析することの出来る視点を持つということが大前提です。
そのような視点を持てば、学校で暴行いじめを受けて無理やりにでも学校に行かせることがいかに馬鹿馬鹿しいかがご理解頂けると思います。
知的な点のおいて、秀でた人であれば、全てを客観的に合理的に判断することが可能ですが、多くの知性は洗脳という力から脱却する程に学習出来ていないことが多いものです。
どのような権力の前においても、冷静に客観的に合理的な対処を考える習慣を身に付けておきたいものです。