いじめ1

なぜ、学校や職場でのいじめ問題が多くなってきたのでしょうか。
その背景には色々と具体的なことが考えられるのですが、ここでは防犯という観点から、大きな視点でこのことを考えたいと思います。
さて、このいじめ問題の根本的な原因は何なのでしょうか。
それは、おそらくこの社会全体の精神の問題、心の問題だと考えれます。
誠実で天に向かって正しいということに対する価値が少しずつ薄まってきていることが背景にはあると思います。
誠実で正しいことが最も大切であるということ認識している社会は非常に強いのです。
いつでも正しい判断を下そうとみんなで考えるためです。そして悪なることを排除しようと考えます。
人と人との間で与え合うものが非常に大きい社会です。
この正しさというもの、誠実さというものに対する認識が薄くなってきている背景には、結局うまくやったものが最も強い、勝てば官軍、あるいは、宗教観の欠落した合理主義といった類の言葉による精神が世の中を覆い始めていることに起因してると思われます。
その中でこの精神の部分に関して私たちは常に正しくありたいと願う必要性があります。
もちろん、すでにそのような願いが心から消えてしまった人にそれを出させろと言っても無理な話ではありますね。
なぜ、正しさ誠実さを求める必要があるのでしょうか。
それは自然の摂理から、必ずや社会に対する反作用が生じるためです。
具体的に言えば、そのような正しさ、誠実さの欠落した社会では心が未熟なまま大人になり、ときにこの未熟さがきっかけで社会に対する反作用が生じます。
つまり犯罪が生み出される土壌を作っているということも言えるのです。
防犯対策の第一は正しいことや、誠実であるということが最も大切であるという教育体制の確立にあるのです。
近頃の学校教員というのは当然、このあたりに関して見識のないもの認識の薄いものが非常に多くなってきています。
このレベルの低い学校教育体制について、立て直すこと。
これがまず第一の防犯対策になります。
教育体制を抜本的に見直す必要があります。それは戦前のような超エリート教育とゆとり教育がミックスされたような教育体制の実現にあります。